サンプル:「かえでペット用品」決算の例

「かえでペット用品」の2ヶ月間の決算をする その1

11月に開業して2カ月が過ぎ、年末で決算します。まずは、通常決算で行うことの確認です。

1.棚卸しの実施
2.売上原価の確定
3.減価償却資産の減価償却
4.債権債務の見直し、見越し繰延べ
5.引当金の設定
6.現金預金の過不足がないか

1と2は、期末の棚卸しを実施して期末の商品や備品などの有高を確認します。
通常、小売業の売上原価は、期首商品有高+期中仕入高−期末商品有高で算出されます。
他方、かえでペット用品のそれは、 材料費として期首原材料有高+期中原材料仕入高−期末原材料有高となります。 この材料費に、労務費や経費を加えたものが売上原価になると考えられます。
かえでペット用品の場合、製品は多種多様にわたると思われるので製品原価や標準原価はそぐわないでしょう。個別原価でしょうか。
なお、原材料の棚卸高は15,000円でした。

3の減価償却資産は、創業時の備品120,000円が対象になりましょう。
縫製機である備品の耐用年数は7年で、償却費の計算は通常200%定率法とされ、この場合償却率は0.286と思われます。但し200%定率法の届出が必要です。 (100%定率法の耐用年数は7年で償却率は0.143。200%定率法によって償却期間を縮める狙いがあるようだ)
定率法では通常、減価償却費は対象減価償却資産の取得原価に、償却率を乗じ、期中で購入した場合は償却期間を乗じて算出します。 よって、120,000×0.286×2/12=5,720になりましょう。
この場合、償却の基礎は取得価額で、毎年34,320円ずつ償却されるために4年ほどで償却されます。 なお、120,000−5,720=114,280が翌年の備品価額(未償却残)になるようです。

4の債権債務の見直し、見越し繰延べは、通常は未収金・未払金・仮払金・仮受金などの確定が求められます。

5の引当金の設定は、売掛金が多い場合に貸倒引当金があげられるでしょう。

6の現金預金の過不足がないかとは、帳簿と実際が異なる場合です。仮にあれば、充分に確認して雑損又は雑益として処理します。なにが原因かも重要です。

出稿2019年1月8日

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